パネルデータ分析 まとめ

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パネルデータとは?

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Wikiには

パネル・データ: panel data)とは、統計学計量経済学等において使用される用語である。時系列データとクロスセクションデータを合わせたデータであり、観察単位を同一の個人、地域、事業所など、複数期間において観察したものである。

 とある。ようは、

「カテゴリーとその時間を通じたデータ」で縦にカテゴリー、横に時系列で四角い

「パネル」データができるわけだ。(上の画像は各国の年ごとのデータ)

 

このパネルデータ分析は回帰分析にちょっと改良を加えたもの。

普通の回帰分析なら「国ごとの違い」とか「年ごとの違い」って言うのは考慮しないけど

パネルデータ分析はそういうところも見たい分析の時に使われる手法。

経済学とかでもよく使っている人いますね。(特に労働経済系かな。)

 

参考になる資料

分かりやすくていい資料としては

Eviews使う人↓

http://fs1.law.keio.ac.jp/~aso/ecnm/pp/panel.pdf

 

Stata使う人

http://park1.wakwak.com/~mt_tosiyuki/panel-analysis.pdf

 

とかで使ってみることできる思います。

試しに使ってみたい人とかいたらWorld bank のデータソースから

G20の失業率あたりでもダウンロードしてまわしてみるといいかもしれませんね。

 

先程言った「国ごとの違い」とか「年ごとの違い」って言うのは誤差項のところをいじるといいんでそういうのがどう効いてくるのかも自分で一度回すと分かりやすいですね。

 

Rでパネルデータ回したいって人は↓を参考にしてみるといいかも

Rでパネルデータ分析をやってみる: 椅子は硬いほうがいい

 

とはいってもパネルデータ分析ぐらいパッケージでてるんじゃね?

って思って調べてみると案の定あった

F.6.21. パネル分析 | R Financial & Marketing Library

 

「自分でコード書くんじゃぁ!」

って人は最初の方をドーゾ。

ですが、統計家はプログラマーじゃないし書かなくていいのでは…。

いや専門分野とかなら書いた方がいいけど、

ぱっと使いたいならコード打ち込むのは遠回りだし。

 

それにしてもマジR万能だと思い知らされました。Python…。

 

 

おすすめの本

僕も最近読んでるんですが、まず理論書いてる本だと

 

Econometric Analysis of Panel Data

Econometric Analysis of Panel Data

 

 はなかなかおすすめ。表記がいいし。かなり分かりやすい。

多分パネルの本で一番いいんじゃないか?(なんで訳でてないのっ!)

 

英語で無理に学ぶ必要無い人は↓とか

 

ミクロ計量経済学の方法―パネル・データ分析

ミクロ計量経済学の方法―パネル・データ分析

 

 まぁ…。あんまり僕は好きじゃない数式の表記してるけど(Σあたり)

 

応用家の人は 

Stataによるデータ分析入門

Stataによるデータ分析入門

 

 

入門 パネルデータによる経済分析

入門 パネルデータによる経済分析

 

 

あたりが無難かと。

あんまり難しい本読むよりさくっと使える物で一回使ってからの方が

数式も頭に入ってきやすいかと思います。