Twitter 行動基準としての費用 30分講義まとめ
【行動基準としての費用①】可変費用、固定費用、限界費用の話をしました。今日は平均費用、平均可変費用、操業停止点、損益分岐点についてお話をし、利潤最大化の話を振り返りつつよりイメージを膨らませていきましょう!
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) January 23, 2015
【行動基準としての費用②】
平均費用とは「できた製品一つあたりに掛かった費用」です。限界費用は「次一つの製品を作った時の費用」なのでしっかり区別しましょうね。10個の製品を作って1000円かかれば平均費用は100円ということになります。
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) January 23, 2015
【行動基準としての費用③】
平均可変費用とは、「できた製品一つあたりに掛かった可変費用」です。
先ほどの例で1000円のうち400円が固定費用だったとすると可変費用は600なので、一個あたり60円可変費用がかかっています。この60円というのが平均可変費用です。
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【行動基準としての費用④】
平均費用と平均可変費用の差は「一つの製品あたりに掛かった固定費用」分なので、常に平均費用の方が平均可変費用よりも大きいです。図だと常に平均費用曲線(AC)の方が平均可変費用曲線(AVC)より上にありますね。 pic.twitter.com/fxIJWDyBWU
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) January 23, 2015
【行動基準としての費用⑤】
この二つの指標は限界費用(MC)と合わせて考えることで重要な経済学的な意味を持ちます。
先ほどの図には限界費用と平均費用、平均可変費用を全て載せてますね。
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) January 23, 2015
【行動基準としての費用⑥】
先ほどの図で気付けるのが
「どうやら限界費用は平均費用と平均可変費用の谷底の点を通ってる。つまり、限界費用と交わる時に平均費用と平均可変費用はそれぞれ最も小さくなっている」
ということでして、実はこれは事実ですがその説明はここでは割愛します。
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【行動基準としての費用⑦】
操業停止点とは、限界費用と平均可変費用が一致する点です。もしも製品の価格がこの点のあたりよりも低いと企業は「製造しないこと」を選択します。損益分岐点と限界費用と平均費用が交わる点で、この点が「赤字か黒字か」の境目なのです。
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【行動基準としての費用⑧】
「赤字でも製造する可能性かあるの?」って思うかもしれませんが、あります。前回の費用の話で言いましたが「固定費用分のすでに支払ってしまった分をこれから少しでも回収できるなら製造したほうがいい」ということなんです。
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【行動基準としての費用⑨】
直感的には1億の借金より9000万の借金の方がいいですよね?つまり、企業は赤字か黒字かで行動するのではなく「スタート地点の借金」を基準にしてるのです。このように、固定費用は一旦払ってしまったため「サンクコスト」、諦めるしかないコストになります。
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 23
【行動基準としての費用10】
普通の人はなかなか途中で諦められません。
例えば耳が痛くなるかもしれませんが、すでに高い予備校代を払ったから途中で他にやりたいことができたり、興味を失ってしまったのにもかかわらずなかなか公務員を目指すことを辞めれないと迷う人もいるでしょう。
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 23
【行動基準としての費用11】
しかし経済学的には「変えることができるのはこれからのことだけ。過去の投資は過去のこと、今からできることで最も価値的なことはなんなのか?」という考え方をするんです。経済学を学んで自分が今から何ができるのかを考えれば二重丸ですね! 終わり!
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 23