TeX打ちが倍速になるおすすめコマンド・便利サイトまとめ

理系の学部生や大学院生などではLaTeXを使って作業する人も多いだろう。

TeXは数式が綺麗な一方、時間がかかるときがある。

そういうときに以下のサイトを使って効率良くTeX打ちをしてもらいたい。

 

TeX?ナニソレオイシイノ?」って人、数式が綺麗になる文章作成ツールです。

興味があれば下の本の付属のCD-Rから

 

[改訂第6版] LaTeX2ε美文書作成入門

[改訂第6版] LaTeX2ε美文書作成入門

 

 

インストールするのがいい。(普通にやるとすごく面倒)

 

 

TeXで表作成は死ぬほどめんどくさい。やりたくない。

そこで、エクセルで簡単に作ったセル表を以下のサイトにコピー&ペーストしよう

4d62ea3e89ea59ce2738a48ab1ecf2d7076cc2a7.googledrive.com

 

すると、自動的にTeXコマンドが生成される。非常にありがたい。

他にも似たようなものはあるが、基本的に使い勝手がいいのは上のサイトだった。

 

  • 打ちたいコマンドを調べたいときに

コマンドがわからないときにググって以下のようなサイトを参考にしている人も多いだろう。

www.latex-cmd.com

 

 

しかしながら、

「あれ、あのコマンドなんてぐぐったらいいんだろう。」

texコマンドを探すための検索ワードがわかんない」

っていうときもある。

 

こういうとき、じつは「描くことで」コマンドを出してくれる便利ツールがある!

それがこのサイトだ

detexify.kirelabs.org

 

 

これで無駄に検索に時間をかける必要がなくなる!!!

 

 

 

さて、texで目次を生成する方法を書いておく。

\tableofcontents

これの何がいいかって?

なんか目次が出てるとsubsectionとかsection使うモチベが上がる

そこでさらにinclude関数を使ってTeXファイルの効率的な分割を行えばデバックがかなり楽になる!

 

 

上記のようなテクニックを組み合わせてTeX打ちをどんどんはやくしていこう!

 

【まとめ】国家総合職合格に必要な参考書【専門(経済)編】

国家総合職の合格を狙うのであればしっかりした本と演習本を揃えておくべきだ。

 

ミクロに関しては

 

ミクロ経済学の力

ミクロ経済学の力

 

 

 

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 ミクロ経済学

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 ミクロ経済学

 

 

 

ミクロ経済学 (新経済学ライブラリ)

ミクロ経済学 (新経済学ライブラリ)

 

 

 

ミクロ経済学 戦略的アプローチ

ミクロ経済学 戦略的アプローチ

 

 

 

をおすすめする。上記の本以外を特段使う必要はないだろう。

また、財政学と国際経済学はミクロの色が強いので、上記をやった後に

 

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 財政学 改訂版

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 財政学 改訂版

 
コア・テキスト財政学 (ライブラリ経済学コア・テキスト&最先端)

コア・テキスト財政学 (ライブラリ経済学コア・テキスト&最先端)

 

 

 

コア・テキスト国際経済学 (ライブラリ経済学コア・テキスト&最先端)
 

 をやればいい。

 

 

マクロ経済学に関しては

 

マクロ経済学 (New Liberal Arts Selection)

マクロ経済学 (New Liberal Arts Selection)

 
速習!マクロ経済学―試験攻略入門塾

速習!マクロ経済学―試験攻略入門塾

 
マクロ経済学

マクロ経済学

 
公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 マクロ経済学

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 マクロ経済学

 

 これらをすすめる。特に二神先生の本は2次試験の論述に役立つと思う。

 

 

さて、後は統計学・金融論だが、これもコアテキストが薄くてまとまっている。

 

コア・テキスト統計学 (ライブラリ経済学コア・テキスト&最先端)

コア・テキスト統計学 (ライブラリ経済学コア・テキスト&最先端)

 

 上記の2冊を手元に置いておけば十分だろう。

 

 

 

専門試験の方は上記の本を使って勉強した上で演習本として

 

 

国家総合職 専門試験 過去問500 2017年度 (公務員試験 合格の500シリーズ 2)

国家総合職 専門試験 過去問500 2017年度 (公務員試験 合格の500シリーズ 2)

 

 

を解く。また、7月と12月にあるEREという試験を受けてみるといい指標になる。

ここで

EREミクロマクロ500点中400点取れば席次二桁

ERE6科目900点中700点を取れば席次50位以内

というのばベンチマークとなるだろう。EREの対策は過去問がいい。下記の本は総合職の対策としても使える。

 

ERE(経済学検定試験)問題集〈2015年12月受験用〉

ERE(経済学検定試験)問題集〈2015年12月受験用〉

 
ERE“経済学検定試験”問題集〈2014年12月受験用〉

ERE“経済学検定試験”問題集〈2014年12月受験用〉

 

 

2000年代、日本のGDPが落ちたからなんなの?

 

 ツイッターで上記のようなツイートが流れてきた。

「日本人のセルフイメージ」が「2010年のGDP」っていってるのだから、

これは日本人が持つ自国に関するイメージが未だ

「経済大国で、世界的に見て非常に恵まれている国」

だと「過信」しているということを言いたのだと思う。

それが「過信」だという理由として2014年のGDPや一人当たりGDPを出している。

 

では、日本の国力は本当に落ちてしまったのだろうか?

日本はもはや、経済的に見て世界の「数十番目」の国なのだろうか。

この指標をGDPというのなら、それはGDPを過信している。

日本の国力が他に比べて落ちた。そして、それは世の中を煽るための事実ではない。

むしろ、なぜ日本の国力、GDPが落ちたのかわからないのが僕は一人の日本人として悲しいとすら思う。

 

 

最大の誤解は「2014年のGDPや一人当たりGDPが低い理由」を正しく認識していないことだと思う。

 

思い出していただきたいのは2011年3月の東日本大震災だ。

 

あの震災で日本は経済的にも人的にも物質的にも精神的にも

大きな大きな被害を被った。

 

第1節 震災の実体経済への影響という資料の中のその細かな説明がなされている。

あれほどの震災があって、

国力が落ちないわけがない

2010年と2014年のGDPで日本が落ちてるのはそういう理由だ。

そのうえで、僕が悲しいのは、つぶやいた人は

「復興」ということをもう忘れているんじゃないか

と思わされたからだ。

 

あの震災は僕にとって非常にショッキングだった。

自分に何ができるかわからないけど、大学一年生だったから

「今は、勉強して何か将来力になれるよう知恵を磨こう」

って決めたことを覚えている。

 

 

もしツイートした人が言うように、

今の日本人が「他国との比較」の中に日本経済を単純に比較しているのであれば

もしあの震災のことを、言われなければ思い出さないのであれば

 

僕は国力よりも重要なものを日本人が失っていることの方が恐ろしい。

【まとめ】国家総合職合格に必要な参考書【教養区分編】

国家総合職の教養で高得点を得るためにも、

下記の本は手元に置いておくべきかと思うのでまとめておきます。

 

 

数的処理は鉄板のスー過去で行くのがいいです。

畑中さんの本は国総受験には簡単すぎることと演習問題が少ない。

上記二冊をやりこむのが現状最も効率的。

 

  • 文章読解(英語)

英語に関しては下記の2冊の本が非常におすすめ。

 

 

TOEIC対策の本ではあるが、国家総合職を目指すのであれば外部試験であるTOEICで730点を取ることで最終スコアに+20点することができる。これが取れるようなら総合職の教養の英語は問題ない。730点を取るために必要十分な本が上記の二冊だ。

単語に関しては上記に出てくるものを抑えればいい(英単語の勉強を追加するのはコスパ悪い。)

 

  •  知識問題対策

大学受験参考書の方がわかりやすいものが多いので以下を勧める

 

地理

権田地理B講義の実況中継―大学入試 (上)

権田地理B講義の実況中継―大学入試 (上)

 
権田地理B講義の実況中継―大学入試 (下)

権田地理B講義の実況中継―大学入試 (下)

 

 

非常に読みやすく、読書感覚なのにしっかり理解ができる。

権田先生以上に地理をわかりやすく教える人は出てこないのではないか。

 

石川晶康 日本史B講義の実況中継(4)近現代 (実況中継シリーズ)

石川晶康 日本史B講義の実況中継(4)近現代 (実況中継シリーズ)

 
石川晶康 日本史B講義の実況中継(3)近世~近代 (実況中継シリーズ)

石川晶康 日本史B講義の実況中継(3)近世~近代 (実況中継シリーズ)

 
石川晶康 日本史B講義の実況中継(1)原始~古代 (実況中継シリーズ)

石川晶康 日本史B講義の実況中継(1)原始~古代 (実況中継シリーズ)

 
石川晶康 日本史B講義の実況中継(2)中世~近世 (実況中継シリーズ)

石川晶康 日本史B講義の実況中継(2)中世~近世 (実況中継シリーズ)

 
日本史B一問一答【完全版】2nd edition (東進ブックス 大学受験 高速マスター)

日本史B一問一答【完全版】2nd edition (東進ブックス 大学受験 高速マスター)

 

  日本史に関しても実況中継がおすすめ。ここに書いてあることを「知っていれば」解ける問題が多い。不安な人は最後の本で演習をしたらいい。

 

世界史

 

青木裕司のトークで攻略 世界史B〈Vol.1〉 (実況中継CD‐ROMブックス)

青木裕司のトークで攻略 世界史B〈Vol.1〉 (実況中継CD‐ROMブックス)

 
青木裕司のトークで攻略世界史B v.2 (実況中継CD-ROMブックス)

青木裕司のトークで攻略世界史B v.2 (実況中継CD-ROMブックス)

 

 

 

生物 

田部の生物基礎をはじめからていねいに (東進ブックス 名人の授業)

田部の生物基礎をはじめからていねいに (東進ブックス 名人の授業)

 

 

化学

 

岡野の化学をはじめからていねいに―大学受験化学 (無機・有機化学編) (東進ブックス―気鋭の講師)

岡野の化学をはじめからていねいに―大学受験化学 (無機・有機化学編) (東進ブックス―気鋭の講師)

 

 

物理

 

橋元の物理をはじめからていねいに―大学受験物理 (熱・波動・電磁気編) (東進ブックス―名人の授業)

橋元の物理をはじめからていねいに―大学受験物理 (熱・波動・電磁気編) (東進ブックス―名人の授業)

 
橋元の物理をはじめからていねいに―大学受験物理 (力学編) (東進ブックス―名人の授業)

橋元の物理をはじめからていねいに―大学受験物理 (力学編) (東進ブックス―名人の授業)

 

 

 

 

 

Rでのデータの結合に関して

データ分析をする際に、基本的なことではあるんだけども「2つのデータを結合」したいことがある。

 

たとえば2つのデータA,Bがあり、それを結合させたいケースを考える。

一般にA,B,の列または行が全て等しい数だったりすればcombineすればいいだけだが、実際にデータを整備するときには

「Aには含まれるけどBには含まれないデータ」や

「 Bには含まれるけどもAには含まれない列ベクトル」

などが存在するだろう。特に個票データで、データにとって取得できた個人にばらつきがある場合などには頭を悩ます人も多いと思う

 

そういう場合に,Rではmerge関数を使えば簡単に結合することができる。

たとえばRのスクリプトでA,Bを以下の手順でデータ生成してみる

A = matrix(0,10,3)
B = matrix(0,10,4)
A[,1]=1:10
B[,1]=1:10
A[,2]=rnorm(10,4,7)
B[,2]=c(0,0,0,1,0,0,0,1,1,1)
A[,3]=rnorm(10,10,50)
B[,3]=c(1,0,0,1,1,1,1,0,0,0)
B[,4]=c(9,4,6,1,8,3,6,9,2,2)

colnames(A)=c("id","x","y")
colnames(B)=c("id","dummy1","dummy2","category")

するとこのようなデータができると思う

f:id:taithon:20151219161855p:plain

 

 

さて、このときA,Bには共通してidがあるので、これを基準に二つのデータを結合させたい。そこで

merge(A,B,by="id",ALL=TRUE)

 

とすると以下のようになる

f:id:taithon:20151219161947p:plain

 

基準としたidに関しては一つの列になり、それ以外の部分に関しては付け加えてくれている。ここで簡単なmerge関数の説明だが

  • merge(x,y,by="z",ALL= )形式が基本
  • x,yが結合したい二つのデータ
  • zはどの変数を基準に結合するか指定するところ
  • ALLはTRUEをとれば二つの結合の和集合に、FALSEでは共通部分になる(デフォルトではFALSEになっていることに注意)

という点だけで扱えるかと思う。

 

 

 

この関数は、基準となるidで含まれてないものがそれぞれある場合でも同様に使える。

また、3つのデータを一気に結合することはできないのでA,B,Cのデータを結合したいときは、まずAとBをDというデータとして結合したのちにDとCと結合すればいい。

 

 

 

【2017年度国家総合職受験者向け】 数的処理過去の対策指南

国家総合職の試験まであと半年を切ったので数的処理の傾向分析について伝えておく。

総合職の数的処理はかなり偏っているというのが印象だ。頻出問題としては

  • 牛が牧草を食べる話
  • ある図形を一回転させて頂点がたどる奇跡の長さを求める問題
  • 数列問題

あたりは必ず押さえておきたいところだ。

 

今日は残りの半年間を有効活用できるように数的処理の対策について優先的に行うべきことを述べておく

 

  1. 過去問はできる限り早く手をつけること

   まずはこれだ。最後まで置いてからやろうとする人もいるだろうが、試験直前になるほど時間もなくなる。まず過去問をしっかりといて、しっかり復習し、解説を読み込むことだ。そうすること、そのあとに解く問題が「総合職の傾向と近いかどうか」を自分で判断できるようになる。これは非常に重要なスキルで、むやみやたらとなんでもいいから問題を解くということを避けれるし、傾向の異なる難問を解けないからといって無闇に気分が落ち込むこともなくなる。まずは敵を知ろう。

 

  2. 26問目と27問目(数的処理16問中最後の二問)を確実に解けるようにしよう

   毎年26問目と27問目はグラフ読み解き問題だ。これは「時間をかければ必ず解ける」問題の類だ。無駄に他の問題の練習するよりもまず先にこの2問を落とさないようにしよう。過去4年分ほどの演習を行えば十分であるが、その際に選択肢をしっかり一つ一つ確認する手間を惜しんではいけない。

 

  3. 三平方の定理、補助線、数列、三角関数で解ける問題を確実にマスターしよう

   この3つはほぼ毎年問われている。しかも、数列でも使っているのは等比数列の和と等差数列の和さえしっかり求めれるようになれば十分。角度の関わる問題では三角関数の定番の値だけ覚えておけばいい。補助線に関しては、追加的な線によって分割できる二つの図形の面積が求めやすいか、または比較可能かどうかで補助線を引くかどうか判断すればいい。

 

 

上記の16問中5問を「確実に」得点できるようになろう。それ以外の文章題などの対策は後回しだ。上の5問さえ「確実に」とければ残りの11問中2問は当たるだろう。そうなれば16問中7問正答、数的処理が苦手な人はこれが最もコスパの良い戦略となる。

 

数的処理が得意な人に関しては上記を抑えたあとは、その他の「類推問題」以外を特訓してほしい。類推問題は場合分けができればあとは時間との勝負だ。なので試験当日も「最後」に解くべき。まずは早く確実に解ける問題を増やそう。

「新聞が対象になった」ことが問題なのではない

軽減税率の対象に新聞が入ることとなり世の中が騒いでいる。

bylines.news.yahoo.co.jp

 

このあたり、世の中の人は「裏の取引」に思いを巡らせ、不正を暴く、不正に抗うことが好きなのだなと感じる。

新聞よりも重要と思われる光熱費が含まれていないことに対して強い違和感を感じている人が多い。また、新聞社が「知識」に対する課税に抗うことと「新聞を軽減税率」の範疇に入れることを等価としていることにも、やはり首を傾げて当然だ。

 

 

彼らがやっているのは政治だ。選挙に勝つためには票が必要なように、法案を通すためには圧力が必要。だから、僕は「やり口が汚い」とは思わない。重要な法案であれば多少の利害は清濁併せ呑んでなんとしてでも通すべきだろう。それが日本の将来を導いていく政治家や官僚が持つべき毅然とした態度である。であるからこそ

問題は「項目は何か」ではなく「軽減税率が日本の将来のために正しく必要な制度」ではないだろうか?

 

さて、その上で伝えたいことは「軽減税率は日本税史上の汚点」となることだ。これがいい制度ではない。まったくの改悪だ。その理由を述べたい

  • 税はめんどくさい

   税は驚くほど申請がめんどくさい。国税庁の運営コストも大きければ、申請側の「税制の理解」という意味や手間という意味でもコストが高い。であるからこそ、「税はシンプルな方がいい」というのは基本理念である。それなのに「項目別に消費税が違う」「持ち帰りか店内かで税が変わる」というのは馬鹿にならないコストを生む。日本では近年オンラインでの確定申告を可能にするように国税庁が必死にe-Taxの導入に勤めている。しかし、このような細かい税の変更は社会システムの利便性の発達を犠牲にし続けるだろう。

   答えはNOだ。この制度で「平等に」すべての人が食品に対する購入コストを下げる。一番得をするのは税率が下がってより物を売りやすくなる企業側だ。つまり、この制度は低所得者向けではなく企業向けの政策になってしまう。本末転倒だ。

  • なぜ軽減税率なのか?

   すでに言われていることではあるが、軽減税率ではなく支給の方が効果がある。もし政府が対象としているのが「月20万円の所得で5万円を食費に使う」ような家庭であるとするならば、彼らが2%の減税で受ける恩恵は月1000円。年1.2万円だ。このような世帯を低所得者世帯として、日本中のこのような世帯に同額を支給するのと何が違うのか?高所得者も得をするので、効果が薄いために1兆円の予算を割くと言っているが、もし上記のような世帯1000万世帯に1.2万円ずつ支給すると1200億円で済むではないか。もちろん運営コストを含めて考えるともう少し高くつくだろうが、それでも2000億はこえないだろう。つまり「軽減税率はコスパの悪い政策」なのだ。

 

 

 

さて、新聞が入ったとかどうとか言ってる場合ではないと思う。軽減税率は悪政だ。僕は一人の経済学徒としてこの制度を適用するようになった背景から、導入を強く推し進めるように携わった政治家に疑問しか抱かない。彼らに、この言葉を贈りたい。

 

「あなた方は何のために政治家をしているのか?」