【2017年度国家総合職受験者向け】 数的処理過去の対策指南

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国家総合職の試験まであと半年を切ったので数的処理の傾向分析について伝えておく。

総合職の数的処理はかなり偏っているというのが印象だ。頻出問題としては

  • 牛が牧草を食べる話
  • ある図形を一回転させて頂点がたどる奇跡の長さを求める問題
  • 数列問題

あたりは必ず押さえておきたいところだ。

 

今日は残りの半年間を有効活用できるように数的処理の対策について優先的に行うべきことを述べておく

 

  1. 過去問はできる限り早く手をつけること

   まずはこれだ。最後まで置いてからやろうとする人もいるだろうが、試験直前になるほど時間もなくなる。まず過去問をしっかりといて、しっかり復習し、解説を読み込むことだ。そうすること、そのあとに解く問題が「総合職の傾向と近いかどうか」を自分で判断できるようになる。これは非常に重要なスキルで、むやみやたらとなんでもいいから問題を解くということを避けれるし、傾向の異なる難問を解けないからといって無闇に気分が落ち込むこともなくなる。まずは敵を知ろう。

 

  2. 26問目と27問目(数的処理16問中最後の二問)を確実に解けるようにしよう

   毎年26問目と27問目はグラフ読み解き問題だ。これは「時間をかければ必ず解ける」問題の類だ。無駄に他の問題の練習するよりもまず先にこの2問を落とさないようにしよう。過去4年分ほどの演習を行えば十分であるが、その際に選択肢をしっかり一つ一つ確認する手間を惜しんではいけない。

 

  3. 三平方の定理、補助線、数列、三角関数で解ける問題を確実にマスターしよう

   この3つはほぼ毎年問われている。しかも、数列でも使っているのは等比数列の和と等差数列の和さえしっかり求めれるようになれば十分。角度の関わる問題では三角関数の定番の値だけ覚えておけばいい。補助線に関しては、追加的な線によって分割できる二つの図形の面積が求めやすいか、または比較可能かどうかで補助線を引くかどうか判断すればいい。

 

 

上記の16問中5問を「確実に」得点できるようになろう。それ以外の文章題などの対策は後回しだ。上の5問さえ「確実に」とければ残りの11問中2問は当たるだろう。そうなれば16問中7問正答、数的処理が苦手な人はこれが最もコスパの良い戦略となる。

 

数的処理が得意な人に関しては上記を抑えたあとは、その他の「類推問題」以外を特訓してほしい。類推問題は場合分けができればあとは時間との勝負だ。なので試験当日も「最後」に解くべき。まずは早く確実に解ける問題を増やそう。