読解能力を上げる方法

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小学生の時から国語が苦手だった。

中学受験をした時に算数には自信があったけども、国語に関しては本当にダメ。

中学受験の模試で算数の偏差値が85を超えたのに国語の偏差値が32とかだった記憶がある。

 

「自分に国語のセンスはない、算数で頑張るしかない」

とその時すでに感じていたが、高校の大学受験を控えてそうもいかなくなった。

センター試験の国語の占める割合は900点中200点。落とすわけにはいかない。

しかし解けないものは解けない。非常につらい。

 

そこで、どうすれば国語が解けるのか考えてみた。

その時まで自分は「国語なんて対策方法ないやろ」と考えていたが実はそんなことない

もともと適当なので、わからない単語とか語句を読んでる時は推測して正しく解釈しているかどうかの確認をしていなかった。

文章というのは当然日本語で書かれているが、その単語や語句の正確な意味がわからないままでは答えようがないそこで

頻出語彙をしっかり抑える

ことにまず挑戦した。効果は割とすぐに出たと思う。いままでとは読み方が一気に変わった。特に評論文系のものは読むのが好きになったことを覚えている。

下の本が効果的だと感じた。

 

頻出現代文重要語700 (新版完全征服)

頻出現代文重要語700 (新版完全征服)

 

 

さて、いままで対策のしようがないと感じていた国語に対してある種のやる気が出てきた。すると、現代文の問題を解くのがだんだん楽しくなってきた。

問題をたくさんとくと「構造主義」というテーマなどに興味が出た。

すると、別の読解問題で「構造主義」のテーマが出た時はほとんど正答・間違えても一問程度になった。

「テーマ」を抑えることの重要性をそれまでの自分は理解していなかった。

 

つまるところ、読解問題のテーマとはある程度パターンがある。

まずは頻出語彙を押さえた上でテーマに関してひとつひとつ理解すればそれは試験問題を解くだけではなく読書の習慣にも繋がるだろう。

 

 

僕はいまでも国語が苦手だ。よく言葉を間違えたり解釈を間違えたりする。

しかし、自分の慣れ親しんだ話はやはり得意だし、昔に比べて理解のレベルは着々と上がってきた。

苦手科目の克服は、じっくり腰を据えてやる。

対策のしようは必ずあるということに気付けたいい機会だった。