学部一・二年生のための公務員対策

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 すっかり肌寒い季節になった。毎年季節の変わり目に決まって体調を崩してしまうけども、今年ももれなく風邪をひいた。勉強に病気はいろんな意味で辛いので皆さんも気をつけてください。

 さて、今回は久しぶりの更新となりましたが、標記の通り学部1・2年生で公務員を視野に入れている人へのアドバイスをさせてもらいたいと思います。

 

  • なぜ公務員なのか?

 学部前半の方で計画・目標を立てるのは非常にいいことだと思います。時期にもよりますが、2年生の後半の場合はある種の焦りから、1年生の前半なら大学生活をしまったものにするための暫定的な目標としてなど、その動機はさまざまでしょう。であるからこそ、「盲目的な目標」になってしまうことがあります。このときに「とりあえず」を強くしすぎると、あとで自分がなぜその目標を立てたのか見失いがちになります。そこでまず最初に「なぜ公務員なのか?」を考えて欲しいと思います。

 夢として外交官になりたい人、上京してきたけども修飾語は親と住むために地元の県庁や市役所を目指す人などいるかとはおもいますが「公務員でなければならない」という理由は実はほとんどありません。民間でも等価なことができたりします。「安定しているから」というのも「誰かがそう言っているから」に過ぎません。自分の長い人生計画の中で仕事を「公務員」とする理由。それは「興味があるから」につきません。

 ということは、これからの大学生活を通して「興味の矛先」が変わってしまう可能性も重々あり得るわけです。その可能性を棚上げして勉強することも集中するためには重要かもしれませんが、自分が今やってい得る行動の拠り所を理解せずに突き詰めるとあとで困るのは自分自身です。ではどうするべきか?

 

  • 「使えるもの」を極める

 さて、そういう進路選択にまだ変更の余地がある人、つまり大学1・2年生(もちろん3・4年生だってそうですが)に対して言いたいのは「使えるもの」をやりなさい。ということです。これは僕のいい方なのですが、「使えるもの」とは自分の進路選択の武器になるものです。近年国家総合職の試験にTOEICTOEFLなどの試験の結果で加点さえれる流れになりました。このようなものにぜひ取り組んで欲しい。というのも、英語ができるということはどんなとこでも役に立ちます。専門知識もそうでしょう。もしみなさんが経済学部生であるならば、経済学をしっかり勉強しておくことは今後の「履修」上使えます。また、その専門知識は「学部卒」の人間としての教養となります。経済の知識をしっかり持っていれば大学院進学も見えますし、総研などのシンクタンクでも重宝されます。民間就職をする場合数的処理能力などもwebテストで必ず問われますね。

 では、「使えないもの」とはなんでしょうか?

 一般に大学とは学問探求の場所なので、使えるか使えないかという点で学ぶかどうかを決めることは少し変です。しかしながら、進路選択を考える場合は重要でしょう。公務員試験で問われる「知識問題」というのはスキルではありません。暗記です。これは仕事をする上であまり魅力がないものだと僕は感じてます。なぜかというと、試験ではない仕事ではわからないことはすぐ調べられるからです。ネットで探せばすぐわかることをいくら知っていてもその人の能力が高いとは言えません。「技能」を身につけて欲しいのです。それはいわゆる「知能問題」を鍛えることに他なりません。

 

  • 「知能問題は苦手です…」という人に

 先に既に言ったように、みなさんにとってまず鍛えるべきは

「数的処理」「英語」「読解能力」「専門知識」

などの知能能力です。これらは技能であり、長けることでさにかを詮索することができます。苦手であることを自覚しているならばむしろ先に取り組んだほうがいいですし、取り組んで成長しないことはありません。また、「学部一年生の時はTOEIC300点だったけど2年間で900点を取った」という経験は自信につながりますし、(どこの)面接でもそういう這い上がったということはアピールできます。

 

  • 最後に

みなさんにとって公務員というのは熱くなりたいもの・現実問題の福利厚生として魅力あるもの様々かもしれません。しかし、進路を決める時に「合格」に惑わされるのではなく「自分の力を養う」ことを主眼として欲しいと思います。でなければみなさんは立てた目標以上のことはできません。国家総合職の合格を目指す人はその合格以上の力を養えないでしょう。地道に毎日進み続ける中で、今日も一歩昨日の自分を超えたと思えれる日々を歩んで欲しいです。