大学人生の3割をTOEFLにもってかれたある人の記録。〜大学三年目編〜

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なんだかんだいいながら留学先を決めた僕だったか留学までの目標としてTOEFL 90越えを掲げた。早期卒業も視野に入れていたので早めに単位を取りきるため第2言語の高い壁にも阻まれていた。

僕の大学では第2言語が4単位必修だが、検定試験とかで単位を認定してくれたりする。

そこで放送大学のスペイン語とスペイン語検定4級を取ることにして4単位を

「授業を受けることなく獲得してやろう!」

ともくろんでいた。

 

※後に知ることになったがスペイン語検定4級は難しかったです。

 

5月 10回目 

そんなこんなで大した対策をしないままに受けたiBTでまさかの90点を取った。

おもったことは「留学決まった後にでるのかよ!」って感じだった。

100までは到達していない物の十分この壁を感じていたため(魔の89三連チャン)

地味に嬉しかったことを覚えている。

しかしながらあくまでも目標は100だ。

大学院出願までそれをぶらしてはいけない。

というか一日では早くとってこの地獄から抜け出したい。

 

7月末  留学出発

英国ビザの発給などに手間取りつつもなんとか準備を終えた僕は初の海外に出発した。

冷静に考えて初の海外で半年間行くのは頭悪いなと思う。

英国について僕が最初に思ったことが

「本当に英語しか皆しゃべってないやん…」

ということだった。

 

バカみたいに聞こえるかもしてないけど、それまで日本でしか生活したことのなかった自分にとって「日本語が通じない」というか「誰にも通じない」というのがかなりやばいことだとここら辺で気がついた。

もっと早く気がついていれば英語の学習もしっかりやったことだったと思う。

それまではあくまでも「留学にいくための英語学習」だったけどこのあたりで「もっと底力をつけたい」と思いいろいろ本を読むことにした。

 

その頃読もうとした本が

 

Sherlock Holmes: Selected Stories (Oxford World's Classics)

Sherlock Holmes: Selected Stories (Oxford World's Classics)

 

 だった。実際読んでみたけど単語レベルが厳つすぎて非常に苦戦したことを覚えている。だけども、なんだかんだでホームズが好きになってこういう読書っていいなって思えた。

 

向こうの大学でも一応しっかり勉強するつもりだったので図書館をすみかにしながら日々過ごしてた。1ヶ月間向こうの語学学校で勉強もしたけど(周りのメンバーが非常に優秀英語学習者だったことには驚いた)、やっぱり向こうに言って英語勉強するってなんか違うね。

ここら辺で僕の持論として「外に出るなら日本にいる時に”海外で通用する語学力”くらいつけるべき」って感じになった。

 

この留学の意義付けとしては出身大学ではない授業をとることと「Ph.D行く前に留学がどういう物か知っておきたい」という部分だった。

この部分について、正直非常に参考になったことは、留学は決してきらびやかな物ではなくむしろ自分という個人と向き合う期間だったということである。

日本にいたら自分が日本人だなんてあんまり気にしないし、ましてや友人を作る時に文化的相違なんて考えない。

 

そういういろんなことを思わされながらも、やっぱりTOEFLの勉強だ。

12月が帰国だが、10月と11月に一つの尺度としておけることにしておいた。

 

11回目 TOEFL iBT

10月の結果としては語学学校の一ヶ月はなんだったのかと思わされる結果で

91

だった。

んー。やっぱり留学きてるだけじゃだめだなw

TOEFLはあくまでも試験だから試験対策は必要だと思う。

 

 

12回目 TOEFL iBT

留学中最後の勉強を遺憾なく発揮したいと思う「Oxford」にわざわざ出向いて受けてみた。街も大学も非常に魅力的でこんなところで勉強できたら凄く楽しいだろうなとうきうきしつつ、また自分の留学の総決算として100欲しい!とも思いながら受けたその結果は

 

96  R 29  L 23 S 20 W 24

 

だった。

一気に伸びた感がした。やっぱり日常的に生活で英語使うと引き上げられた。

でもやっぱり腑に落ちないところもある。

でもここら辺で自分は一気にレベルアップするんじゃなくてこつこつとマイペースがいいんだろうなと感じた。

 

帰国

長くも感じたけどあっという間の英国での生活を終えぼくは日本に帰国した。

たった半年間の生活で、こんかいはTOEFLの記事だから触れないけど本当に楽しくもあり、普段考えないことを考えさせられたいい留学だったと思っている。

この記事を読んだ人がもし少しでも英語学習を志す人で、また留学に行くかどうか迷っていれば環境が整ってさえいればい是非いくべきだと思った。

もちろん交換留学でなければなかなか留学はお金の意味でも難しいし、いろんな障害もあると思う。

だけど情熱を忘れなければ、当初の自分が描いたようなきれいなストーリーでなかろうと、少しばかり人より遅くなったとしてもやりたいことはできると思う。

 

実は僕のTOEFLの最高点はこの12月の96点で、すでに2年が過ぎ去ったためスコアが失効してしまっている。

久しぶりに英語の勉強を再会する意味でも、この記事の続きのストーリーが書けるように頑張ろうと思う。