経済学が面白く感じる本 厳選5冊
ミクロ経済学とマクロ経済学を勉強したけどいまいち経済学の面白さがピンとこない人のためにまとめてみました。
アダム・スミス
アダム・スミス―『道徳感情論』と『国富論』の世界 (中公新書)
- 作者: 堂目卓生
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/03
- メディア: 新書
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学部一年の夏に読んだ本。
当時お世話になっていた教授からすすめられて読んだんだけどこの本から経済学って
「決して微分するだけの学問じゃない」
って思えた
数式を追うだけの学問ではなく
「以下にして人々を幸福にするか」についての分析だと感じた
名前だけ知っているアダムスミスを、一人の尊敬できる人格者・学者として認識できた本
入門経済学の歴史
経済学の古典の重要性について僕は口を酸っぱくして訴えたい
ベンサムやミルについてインテリっぽく語る必要はない
だけれども、根源はなんのといから始まっているのかを知ってほしい
経済学以外でも有名な彼らの歴史を知って
「最大多数の最大幸福」の拭いきれない正論と不快感
自由論で説かれているミルの思想
の導入口に入れればいいかと思う。
戦略的思考の技術
ゲーム理論を勉強してよく分かんなかった人。この本を読もう。
抜群に分かりやすくて一気にゲーム理論に魅了されるようになった。
学者としても一流だけども、これだけの文章力はきっと教育者としても凄いんだろう…
新書だし、さくっと読書のつもりでいどんでください!
学校選択制のデザイン
学校選択制のデザイン―ゲーム理論アプローチ (叢書 制度を考える)
- 作者: 安田洋祐
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2010/03/29
- メディア: 単行本
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こちらは新進気鋭の若手経済学者 安田洋祐先生の本
ゲーム理論に興味を持った人もそうでない人も
「経済学が現実にどう関わっているのか」
て思う人は読んでほしい
僕自身、これで一気にオークションとかマーケットデザインとかに興味を持った
制度を作る事を主眼とすると経済学ってこんなに面白いのかと目から鱗
貧乏人の経済学
- 作者: アビジット・V・バナジー,エスター・デュフロ,山形浩生
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2012/04/03
- メディア: 単行本
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貧困の経済学に関してはジェフリー・サックス「貧困の終焉」とかもあるとは思うけど
僕としてはこっちの方がよっぽどおすすめ!
貧乏人がどういう基準で行動するのかは金持ち国家の人間からはどうしても理解できない部分もあると思う。最初から考え直すことで、またランダム化の導入により如何に新しい見地が与えられたか分かる本。
開発経済に興味があったり格差に興味がある人は是非一度読んでみては?