Twitter 市場 30分講義まとめ
【市場①】
企業は利潤最大化するような財の生産量を決めます。こうやって生産されて世の中に売り出される財の量の合計を「供給量」といいます。 一方、各個人(買い手)は自分が効用最大化するような財の組み合わせを決めますので、市場に対して財を求める量があります。これを「需要量」とよぼう。
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 24
【市場②】
売り手にしても買い手にしても、どの財をどれだけ作ろうとするか・欲するかというのは「価格」によりますよね。 たとえばiPhone6は他のスマホより高い価格ですが、買いたいと思う人はたくさんいます。ですので、appleもたくさん作って儲けようとするわけです。
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 24
【市場③】
しかしながら、もし作りすぎると価格は下がります。世の中に必要以上にその商品があふれすぎることで「珍しくない」→「価値がない」となってしまうのです。直感的な例としては、吉野家の牛丼とかが安すぎるのは競合他者がたくさんいてたくさん店舗があって競争し合ってるからですね。
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 24
【市場④】
このように「ある価格のもとで」需要量と供給量は決まります。 それを価格帯ごとに図にプロットした「需要曲線」と「供給曲線」を添付していますので確認してください。(Pが価格で、Qが商品の量、Dが需要曲線で、Sが供給曲線) pic.twitter.com/S7cWo133OI
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 24
【市場⑤】
図の特徴としては、「Dは価格が上がれば上がるほど量が少なくなり、Sは価格が上がるほど量が多くなる」 というのが見て取れるでしょう。
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 24
【市場⑥】
直感的な説明として 「買い手からすると、同じ商品であれば高くなればなるほど買いたくなくなる。」 「売り手からすると、同じ商品であれば高くなればなるほど売りたくなる。」 というのを表しています。
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 24
【市場⑦】
さて、この話のもととしては「価格が与えられる」というのがミソです。 本当は作れば作るほど価格は下がるはずなんですが(世の中で価値が下がるから)、「財の価格は一定」という仮定をおきましょう。これが満たされるような状況が「完全競争市場」
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 24
【市場⑧】
完全競争市場は取っ付きにくくてよく分からないし無茶な仮定です。 しかし、ようは「分析を簡略化するため」にとりあえずおいた仮定とすればいいです。 ミソは「価格が一定」。はい、口に出していってください「完全競争市場なら価格は一定」
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 24
【市場⑨】
前に利潤最大化は「MR=MC」の時に成り立つと話ししました。 ここでMRとは「限界収入」、つまり「次一単位余分に売ったら売上はどれだけ変わるか?」というものです。
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 24
【市場⑩】普通は「作るほどに価格が落ちる」ので売上の伸び方も下がりますが、「完全競争市場」の仮定のもとでは「価格は一定」なので、価格が下がらず次一単位売った時の限界収入も価格と等しくP=MRとなり、「完全競争市場においてはP=MCで利潤最大化される」事となります。
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 24
【市場⑪】最後に需要曲線と供給曲線のシフトについてお話しします。 需要曲線は「ある価格のもとで、世の中の人がその財を求める総量」といえます。しかし、もしその財が「流行った」りしたら「以前と同じ価格でも求める量が多くなる」といえます。
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 24
【市場⑫】
この変化は需要曲線のそれぞれの点で常にいえることなので、結果的に図のD-D曲線からD’-D’曲線に曲線が右に動く(シフトする)のです pic.twitter.com/colK01GGYN
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 24
【市場⑬】
一方、供給曲線では「以前より原材料費がやすくなった」とすると、同じ価格で売れるのであれば費用が安くなった分もうけも増えるので「より作ろう」という動きが出て、結果としてS-SからS’-S’に右にシフトするのです。
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 24
【市場⑭】
今日のポイントとしては
・需要曲線と供給曲線
・完全競争市場の時、価格は一定
・2つの曲線のシフト
です。
「利潤」や「効用」という行動基準に従ったもとで形として現れた「需要量」や「供給量」。これについて次回は「市場均衡」をテーマにお話ししたいと思います。 終わり!
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 24