Twitter 効用について 30分講義まとめ
【効用について①】
効用とは、財を消費することで得ることのできる満足度のことです。
僕は今、堅あげポテトを食べながら更新していますが、このポテチを買ったのは僕が「食べることで欲が満たされる(満足する)」からです。
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 20
【効用について②】
効用は、財によってどれだけ満足できるか違います。カルビーのうすしお味を選ばずに堅あげポテトを選んだのは「うすしおより堅あげポテトの方がうまい!」と僕が思っているからです。このように、ある財と他の財の好みを比較するのを「選好」といいます。選り好みですね。
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【効用について③】
効用は「財を消費することで得る満足度」ですので、「同じ財であればより多く消費したほうが効用は高い」と言う仮定をおきます。(単調性の仮定)
難しく考えずに「あればあるほどいい。」とかんがえればいいです。
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【効用について④】
また、もし僕が「おでん」より「唐揚げ」が好きで、「唐揚げ」より「チョコ」が好きなら、「おでんよりチョコの方が好き」と言うのは自然です。このような自然な順序付けが成り立つであろうことを「推移性」の仮定といいます。より好きなものの方が好きってことで当たり前ですね。
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【効用について⑤】
さて、このように人間の満足度について考えてきたわけですが、同じものばかり消費していたら人間は飽きてしまいます。
焼肉の食べ放題に行って最初はたくさん食べていたのに、最後は食べなくなるというのは「空腹で食べる最初の一枚の肉の方が、満腹で食べるより嬉しい」からです
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【効用について⑥】
つまり、おなじ「一枚のお肉」でも、自分が満腹なのか、空腹なのかによって「幸せの感じ方」が違います。
経済学ではよく「限界効用」といいますが、限界とは「次一単位(一枚)の材を消費する(肉を食べる)」ことです。
よって限界効用とは「次の一枚の肉から得られる効用」
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【効用について⑦】
単調性の仮定からたくさん食べれば食べるほどいいはずですが、先ほどいったように同じ財ばかり食べていたら飽きます。この飽きるというのが「限界効用が下がる」(次の一枚の肉で得られる効用がどんどん小さくなっていく) pic.twitter.com/KI1vXeezsO
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【効用について⑧】
このような性質を「限界効用逓減の法則」と呼びます。
さて!ここまでは「肉」という同じ財を消費し続ければどう効用が変わるのかを見てきましたが、そもそも肉を食べなくてはいけないという義務はありません。僕は魚や野菜やポテチなど、数ある財の中で消費するものを選びます。
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【効用について⑨】
このような時、つまり「別々の財を比較するために」効用の大小を比較したいという事になります。
しかしながら、大きい小さいだとわかりにくいので「具体的な数字を与えたほうがわかりやすい」ので、「選好の大小を数値化」する「効用関数」が考えられました。
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【効用について10】
効用関数については試験で与えられます。ここではあくまでも「数値化するためのもの」とします。この効用関数について重要なのは「もしポテチの効用が1で肉の効用が3だとしても、それはあくまでも肉の方が効用が高いだけで、"肉の効用がポテチの3倍"と言う意味ではない」
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【効用について11】
つまり、数字自体には大小関係を表す以外には意味がないのです。(序数的という。)
例えば「札幌が2度で沖縄が20度」の時に、「沖縄は今札幌の10倍暑い」とは言わないことに似ています。気温というのも「どちらがあついか?」の指標であって「何倍あついか?」ではない。
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【効用について12】
今日のポイントとしては
・効用は幸せの指標
・あればあるほどいい
・より好きなものを好む
・ゆうて飽きるのも考慮したい
・効用関数から得られた数字は大小関係しか意味をなさない
です。
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 20
【効用について13】
この効用というものを考える理由は、「経済学は人間の行動を分析する学問だから、”何を目的として行動するのかをはっきりさせたい”」ためです。
つまり、経済学では人間は「効用という満足度の指標をできるだけ大きくするように行動する」としているのです! おわり!
— 公務員対策(経済) (@taithon_econ) 2015, 1月 20